「癒し」は、日夜忙しく働きまわる現代人が常に欲しているものでしょう。
旅行やエステでリフレッシュ、というわけにもいかない多忙な生活のなかで、せめて
心だけでも癒されたい…。
そんな時に、豊かな自然や可愛らしい動物の姿を見て心を慰めるのです。
そんな癒し系の動物のなかでも、今回ピックアップするのは
カピバラ。おっとりとした気質が魅力のカピバラについてのあれこれをご紹介します!
カピバラはモルモットの仲間
カピバラは、多くの癒し系の動物のなかでも、1メートル程度と比較的大きめの、ずんぐりむっくりとした体つきです。
カピバラは、種としてはモルモットに近い動物です。大きさのギャップがありすぎて、ちょっとイメージできないですね。
ですが、草食であるところや、その色とつややかな毛並みなどは、彼らが親戚であることの証明のひとつでしょう。
そのため、カピバラはモルモット同様におとなしい動物で、ペットとして飼うことも可能です。
しかし、彼らのしつけに手を焼くことは少ないでしょうが、毎日何キロもの食事が必要な上に、意外と環境の変化に弱い動物なので、手間とお金はとってもかかります。動物園に会いに行くだけにとどめておいた方がよいでしょう。
南米生まれのスイマー・カピバラ
カピバラのふるさとは南アメリカ、熱帯雨林の水辺です。
また、彼らは体毛を健康に保つために好んで水浴びをするので、泳ぎも得意です。
敵に襲われた時には、何分間も水の中に潜っていることができるのです。
見た目に反して、なかなかのアスリートなんです。
日本にいるカピバラが温泉に浸かっている光景がよく話題になります。
あの行動には、彼らが水を好むのと同時に、寒い環境が苦手だ、という理由があります。
熱帯で生まれたカピバラには、日本の冬の寒さは身にこたえるのです。
彼らにとっても温泉は癒しなんですね。
日本のあちこちにいるカピバラに会いに行こう
そんなカピバラから癒しパワーを直接もらえる動物園が、日本にも各地に存在しています。
ですが、やはり比較的暖かい西日本に多いようです。
国内で最もカピバラの数が多いのが、長崎にある長崎バイオパークです。常時30匹以上のカピバラが、ほぼ放し飼いの状態にされていて、思う存分にふれあうことができます。癒しの極致を体感できるでしょう。
東日本にも、埼玉県こども動物自然公園や伊豆シャボテン公園などなど、カピバラに会える動物園はあります。北海道の旭山動物園でも、夏には外で日向ぼっこをするカピバラを見ることができます。
見て触って、癒しを与えてくれるカピバラ。
日々時間に追われる方も、のんびりと生きる彼らに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
Rachel
専属ライター
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